第4回 2016/5/14
第4回 2016/5/14

 連休明けに最初の全体ゼミがありました。昨年度、学校支援フィールドワークでお世話になった小学校でM2の院生が授業を行いました。この日は福島県の石川町から大野指導主事が来校され、授業を参観されました。

 授業内容は小学6年生の社会科で飛鳥時代です。そして、教室環境として一人一台のタブレット型端末を児童に持たせ、同期型CSCLのedutabを活用した授業デザインでした。学習問題は「聖徳太子の4つの政さくのうち、国づくりを成功させるために、最も重要な政さくはどれか説明することができる」でした。そして学び合いを通じて課題を調べ、自分が大切だと思うものをタブレットに記入し、友達と意見交流を行いました。子どもたちは自分たちの意見や達成状況がスクリーンに可視化されることで、最も適切な学習行動を模索し、活動していました。

 近い将来訪れる「一人一台のタブレット時代」。それを繋ぐ同期型CSCL、そして子ども達が主体的・能動的に学習するアクティブ・ラーニング。その中で教師はどのように立ち回り、子ども達はどのような学習をしていくことが必要なのか。参観授業とその後の協議会を通じてたくさんのことを学んだゼミとなりました。

 

 

第5回 2016/5/25
第5回 2016/5/25

 この日の全体ゼミは学部生らが教育実習に参加している関係で少人数で行われましたが、中身の濃いものになりました。内容は

・6月10日高知県四万十市でM2の院生が行う出前授業の検討会

・M2の研究構想の経過報告

・「目標と学習と評価の一体化」を目指した授業デザインの勉強会

四万十市での授業は「目標と学習と評価の一体化を目指した授業デザインで『学び合い』を複式授業で行う」ことを目指した計画です。現職の院生からたくさんの意見が出され、授業計画を練りました。次にM2の研究構想の経過報告がありました。水落先生との個人ゼミで相談したことを交えながら、研究構想が出来上がっていく過程が報告されました。各自の研究構想のスタートに生かしていくことができそうです。最後に「目標と学習と評価の一体化」を目指した授業デザインの勉強会では、M2が昨年度の学校支援フィールドワークの様子をビデオで見せながら、細かく解説をしていました。「も・が・ひ」の授業スタイルの展開のコツがよく分かり、理解が深まりました。